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「これは本当にあった話なんだけど」

 一同が固唾をのむ中、朋幸が話し始めた。その淡々とした口調が、余計恐怖を駆り立てるようだった。

「俺が部活から帰って来た時、何だかこう、すげぇ疲れててさ。肩、というより背中が重く感じられたんだ。そうだな、あれは」

 頷く俺らを眺めまわしてから、朋幸はつづけた。
「まるで、誰かをおぶってるような、そんな重さだったんだ」

 っくぅ、と椿芽ちゃんが漏らした。目を見開きながらも、それでも悲鳴をあげないところは、さすが杏の娘と言ったところか。

「そ、それで」

「ああ。とにかく妙に疲れてたから、とりあえず夕飯だけ食べて、それでばたんきゅー。ベッドに倒れ込んだんだ」

「ちょっと待て。宿題はどうした」

 母親から指摘が来た。さすが元生徒会長だけあって、智代は高校生活のチェックにおいては厳しかった。

「あ、ああっと、ええっと、そういや翔と一緒に済ませたんだっけな。な」

「あ、ああ、うんうん、そうだったね」

 冷や汗を流しながら朋幸と翔が頷いた。杏と智代が「話は後で聞こう」という目をした。合掌。

「そ、それよりも、とにかく、疲れて寝たんだ。で、ふと目が覚めた。時計を見ると二時半。もろに丑三つ時、霊がさまよう時間だ」

 話を強引に進める朋幸。いよいよ話もヤマに差しかかったようで、椿芽ちゃんは巴の傍にすり寄った。

「俺は寝なおそうと思って、目をつぶった……その時、音が聞こえたんだ」

「お、音ですか、朋幸お兄様」

「ああ。こう、かさ……かさ……ってな」

 腕組みをして朋幸が重々しく言った。誰かがごくり、とつばを飲み込む音がやけに大きく響いた。

「目をうっすら開けると、黒い影みたいなのがいるんだ。部屋の隅に。それで俺、怖くなって金属バットを手にしたら、何だかその影、がさっ、って威嚇するような音を出してきた」

「た、叩いたのか」

「ああ。じっと睨みあった挙句に、俺はそれをバットで突いた。すると」

 一呼吸。

「ゴキブリの大群が部屋中に逃げ回った」

『掃除しろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!』

 女性陣四名のパンチやらキックやら辞書やらを喰らって、朋幸は沈黙した。

 

 

 

 

 

 

 

 NO!霊!怪談大会

 

 

 

 

 

 

 今年の夏は暑いな。

 今週の初めに、そういう話を家族とした。昼間は各自何とかするにしても、夜の蒸し暑さはどうにかならないものか。そう言いながら頭を捻っていると、智代がふと、ぽん、と手を叩いたのだった。

「ようするに、気分的に涼しくなればいいわけだろう」

「あ……ああ、そうだな」

「なら、夏の定番と言えば怪談じゃないか」

 一瞬の間の後、俺たちは賛同した。

「あー……そうかも」

「怪談か……なるほどな」

「さすが智代、いいアイディアだな」

「だろう?」

「よしよし」

 嬉しそうに笑う智代の頭に手を乗せると、俺はなでなでした。

「とっ、朋也っ!子供たちの前で私を子供扱いするな」

「子供扱いしているわけじゃないぞ。ただかわいいなぁって」

「私の母親としての尊厳はどうなるんだ」

「ん〜、それぐらいでなくなるとは思えないけどな」

「むー」

「それとも……やめてほしいのか」

「え……あ、ああ」

「じゃあ、これから一生やらないようにするな」

「……朋也は意地悪だ。そんなことを言われたら、ともぴょんは悲しくなるぞ」

「悪い悪い。智代があんまりかわいいんで、困らせたくなったんだ」

「……バカ」

「智代……」

「朋也……」

「智代」

「朋也」

「智代!」

「朋也!」

「智代っ!!」

「朋也っ!!」

「食卓で騒ぐのはいかがなものかと、かねてから考えていたんだがな」

「奇遇だな、巴。俺もそれは問題なんじゃないかと思っていたんだ」

 淡々とした口調で、小熊ちゃんたちが抗議した。思わず咳払いをして、俺たちはつないでいた手を放した。つーか、いつのまに握っていたのかすらもわからなかった。

「で、納涼、と。怪談か……」

 巴が考え込んだ。

「どうせなら、そういうのに敏感な人がいるとなおさら気も紛れるだろうな」

「何だ巴、誰か知ってるのか」

「知ってる。というか、みんな知ってるじゃないか」

 みんなが首をかしげる中、巴はこれまた淡々と焼のりでご飯をくるんで口に放り込んだ。

 

 

 

 

「べ、別にあたしが怖いとか、そういうのじゃないんだからねっ!勘違いするんじゃないわよ?」

 週末。夕方ぐらいに春原家ご一行がうちに遊びに来た。

「げ、現にほら、き、来てるじゃないの。怖かったら逃げ出してるわよ。ねぇ?」

「そ、そうだね、お母さん」

「わかったわかった。とにかく上がってくれ」

 智代が苦笑して杏と椿芽ちゃんを呼びいれた。「ホントだからね」とか言いつつ台所に向かう杏。どうやら智代と料理をするらしい。朋幸と翔は二階にあがっていった。あの二人のことだ、事前の打ち合わせとかするのだろう。

「で、お前は平気なわけ?」

「ん?何が」

「怪談とか」

 すると春原はへっ、とキザに笑った。

「お化けが怖くて、杏の旦那なんてやってられないね」

「そりゃどーもごちそうさま」

「いや、惚気じゃなくてね……その、ほら」

「何だよ」

 春原は背中越しにそおっと台所を見た。

「いるかどうかもわからないお化けよりも、実在する杏様の方が怖いし。普通に」

 ……ヘタレだ、というのはたやすかった。しかしまぁ、俺も人のことは言えない。正直、テレビに映っている井戸からこちらに這い出てきた女と怒った智代がいたら、俺は迷わず井戸女に向かって逃げると思う。まぁ、逃げ切れるわけがないが。

「例えばさ、ここで僕が他の女の話でもするとさ、絶対に聞こえてるんだよね、これが」

「……まさか」

「やー、しかし風子ちゃんってひんぬーで……」

「陽平」

 台所から感情のさっぱり消えた声が聞こえてきた。固まりつつも、春原が返事した。

「な、なに?」

「何の話してるの?」

「た、たいしたことじゃないよ、あ、あははは」

「ふーん?……じゃあ、後でじっくり聞かせてね……」

「ひ、ひぃいい」

 くくく、と笑い声が聞こえた。何だかまさにホラーだった。

「ね?言ったでしょ」

「あ、ああ」

 ちなみに俺の場合、試すまでもない。他の女のことなんて考えただけで

「朋也、ちょっと失礼するぞ」

「あ、ああ」

 気がつけば智代が麦茶の入ったポットを持って傍に立っていた。考えただけでこれである。口に出そうものなら、果たしてどうなるか。想像すらしたくない。

「ねぇ岡崎」

「何だよ」

「僕ら、何がどう転んでも浮気なんてできそうにもないね」

 遠い目で春原が言った。浮気をしたいかどうかは別として、できないことが一つ判明したことは少しばかり虚しかった。

「そうだな……」

「ふーん?浮気できないのがそんなに残念なんだ」

「そーかそーか、それはつまり浮気したいという心の表れだな」

 びくっ

 俺たちは同時に固まり、瘧にかかったかのように震えだした。やべぇ、この背後の存在感、この張り詰めた空気、肌でびんびん感じる怒気。最高にやべぇ。

 ぎぎぎ、と首を回すと、そこには案の定最強様と最凶様が仁王立ちされていた。

『二人ともそこに正座っ!!』

 

 

 

 

 とまぁ、何だかんだで始まる前から死ぬかと思っていたけど、何とか「納涼!本当にあったかどうかはわからないけどとにかく怖い話大会」は始まった。ちなみにネーミングは朋幸と翔らしい。何と言うか、本当に投げやりな。

 最初はオーソドックスな話が続いた。一人でお留守番をしていた女の子が、「飼い犬」に夜中手を舐められる話。ディズニーランドで迷子になるお話。三本足のりりかちゃん人形。中にはちょっと珍しい話もあった。どうやら朋幸と翔がネットで調べてきたらしい。そういう話が続くにつれ、春原母子はまことにわかりやすい反応をした。椿芽ちゃんは巴の傍にすり寄り、時々耳をふさいで巴の背中に顔をうずめたりした。杏は、とにかく春原の背中に隠れたりと、そんな感じだ。

「じゃあ、今度は僕の番だね」

 タンコブを無数にこしらえた上に、目から本が生えている朋幸を尻目に、翔が手を上げた。

「昔さ、あるところにだんご好きのおじいさんがいた。おじいさんはだんごが好きで好きでたまらなくて、だんご大家族がテレビで放映されていた時は毎週欠かさず見てたんだ」

「仕事はどうしてたんだろうな」

「で、ある時、田舎からだんごの箱詰めが届いた」

 俺のツッコミを華麗に翔がスルーした。どうしてこういうふてぶてしいところまで父親に似るかな、こいつ。

「おじいさんは、そのだんごを毎日一つ食べるのが楽しみになった。さて、だんごがあと十個となった夜のこと」

「ちょっと待て、それだんごじゃなくてシューマイじゃないか」

 緑きのこの効力で蘇生した朋幸が、手を上げて聞いた。正直、俺もそれを問いたかった。問い詰めたかった。小一時間(ry

「いいんだよっ!汐ちゃんから聞いた話なんだから、だんごでいいの!」

「あ、そこから来たんだ」

 何だか納得した。

「と、とにかく、その時はもう夏だったんだ。すっごく蒸し暑くてさ、今年の夏くらいだったそうだよ。それで、おじいさんがだんごの箱を開けてみると、だんごが九個になっていたっ」

「ほー、へー、ふーん」

「何だそれは。夢遊病患者だったとかそういうオチか」

 智代が首をかしげた。ああ智代、そういう天然なところがとってもかわいいぜ。

「それからというもの、おじいさんがふたを開ける度にだんごが一つなくなっていった。おじいさんは半狂乱になり、やがて死んだ。湿気のひどい、夏の夜だった」

「……それだけか?」

 俺は拍子抜けた感じで聞いた。

「何だか、知ってる話を聞かされてもねぇ」

「実はもう少しだけ、詳細があるんだよね。おじいさんには何の持病もなかったのに、急に死んだということで検死されたんだけどね、胃の中に、例のだんごが一つ入ってたんだよ」

「……それって、最後のだんごとか?」

「さぁ、どうだろうね。にしししし」

 そういって翔は黙り込んだ。何だか後味の悪い話だな。

 ん?ちょっとまて。この話のオチは「実は全部蓋に張りついてた」というもの。だからだんごも張りついていたとみなすわけだけど、じゃあなんで最後のだんごをじいさんが食うんだ?この話は最後までだんごが消えていくのが筋じゃないか?そういえば翔はさっきから、しきりに「夏」を連呼していた。湿気の多い夏……蓋に張りつくだんご……

「っ!!」

 思わず顔をしかめた。翔がにやりと笑う。

「おじいさんの遺体、棺桶の中でどうなってただろうねぇ」

 湿気。熱。密閉遮断。

 

 

 おえええええええええっ

 

 

「一番怖いのは夏の暑さと湿気ってことでぼげはっ」

『そんな気持ち悪い話すんなっ!!』

 そもそもの話のオチを知らない智代以外の全員が怒りの鉄槌を翔に下した。

 

 

 

 

「ったく、あんたたちって本当にろくな話しないわね」

「まったくだね。親の顔が見たいよ」

 いやぁ、春原、バカ二人の両親、四人ともここに揃ってるし。そのうちの一組、お前と杏だし。

「じゃあ今度は俺な」

「朋也もグロい話だったら承知しないわよ」

 じろ、と杏が俺を睨んだ。

「むしろ仕返しだ。お前ら、覚悟しろよ」

 にやりと笑うが、翔も朋幸もしれっとした感じだ。くっそぉ、怪談耐性は父親譲りか。しかも原因は母親か。

「あるところに……仮にAとしておこう。Aは普通の男子高校生なんだが、ほんとにどこにでもいるような奴なんだ。いいか、よく聞けよ、これ、お前らにも起こりうることなんだからな」

「はん、そんな被害者に親近感を覚えさせようだなんて」

「古い古い」

「まぁよく聞けって。そいつ、やっぱ高校生だから、大人の本とか買っちまうわけだよな。知り合いとか通して。で、Aはそうやって買ったお宝を、ベッドの枠とマットレスの間に隠しておいたんだよ」

 急に顔色が悪くなる二人。まぁ、机の引き出し以外に隠す場所といえば限られてくるからな、お宝。

 ちなみに講義しておくと、お宝は隠せばいいってもんじゃない。いつでも取り出せるような身近なところ。だけど他の奴ならまず見ないところ。隠すお宝にしたって、万が一見つかっても少しはごまかせるよう偽装が必要だ。よい子のみんな、覚えておけ。

「で、ある日そいつが友達のところから帰ってくると、机の上に秘蔵のお宝が一冊、でんと乗ってたんだ。やべぇ、しまい忘れた、とAは思って、急いで隠したんだ」

「……」

「だけどそいつは後になって考えた。そんなところに置きっぱなしに?おかしいよな。秘蔵の宝だぞ?厳重に保管してるんだ。それに、そもそも最近そのお宝のお世話にはなっていなかった。どす黒い不安を感じつつ、Aは学校に行った。そしてその日、戻ってくると」

 ごくっ、と朋幸がつばを飲み込んだ。

「机の上に、全てのお宝があいうえお順に並べてあった」

『うおっ』

 翔と朋幸が同時に声を上げた。

「何だこれは、いったいこれって、とAが思っていると、とんとん、と静かなノックが聞こえたんだ。『A、そこにいるでしょ?ちょっといい?』『え、お、お母さん?』『うん。ちょっと話があるの……入っていい?』」

 俺は一呼吸置くと、にやりと意地悪そうに笑った。

「話はそれでおしまいだ」

「え、ええっ?!」

「ど、どうなったんだよ、A!」

「さぁ?」

「わっかんねぇええ」

 中途半端な終わり方に、翔も朋幸も悶えた。巴はそんな二人を冷ややかに見つめ、大人勢はずっと2828のしっぱなしだった。

「……よくわからないけど、お宝があるんだったら売ればいいのに」

 椿芽ちゃんのコメントが妙に印象に残った。

「では、今度は私が父さんにとって怖い話をしよう」

「え?俺?」

「ああ」

 巴はそういうと、俺の目の前で正座した。

「父さん」

「ン、何だ」

「今まで話してはいなかったが、私には彼氏がいて、高校を卒業したら結婚するんだ」

 

 

 な・・・・・・んだと

 

 

「あー、俺そいつにあったことある。いい奴だったな」

「あ、僕も僕も。カッコよかったしね」

 朋幸と翔が頷く。

「あ、あの子のこと?そっかぁ、巴ちゃん、あの子と結婚するんだぁ」

 杏も笑いながら巴の頭を撫でた。

「なっ、杏も知っているのか?誰なんだ、その子とは!」

「またまたぁ、智代もよく知ってる、ほら、朝一緒に登校する……ね?」

「む……ああ、あの」

 途端に智代も納得したような顔になった。何てこった、俺の知らないうちに俺のでぃあれすとどーたーはどこぞのファキン馬の骨に奪われていってしまうのか。しかも家族友人知人には祝福されているという、最悪の状況だ。嫌だ、そんなの嫌だ。いっそ幻想世界でも何でも使って時間を逆行させたい。

「……以上だ」

 と、不意に巴が腕組みをして「してやったり」と言わんばかりの笑顔を浮かべた。

「ほえ?」

「以上で、父さんが怖がるような話は終わりだ」

 と同時に、杏が吹き出した。

「結婚って、聞いた……ひぃ……時の朋也の……っくくく……顔ったらないわよね……あー、お腹痛い」

「すまない朋也。途中で気付いたが、やっぱり朋也の顔が……」

「つーか、親馬鹿ですよねぇ、アンタ」

 散々こけにされた。俺は巴をジト目すると、当の本人は案外すました顔でこう言った。

「何だ、実話にしてほしいのか」

「い、いや、結構だ」

 

 

 

 

「んじゃ、気をつけて帰れよ」

「あいよ。じゃーな」

 俺は春原たちに手を振って玄関を閉めた。そして居間で片づけをやっているはずの智代のところに行った。

「って、あれ、どうしたんだ」

 食卓の上には、ビールの空き瓶やら皿などが放置されたままで、智代はその前で腕を組んでいた。

「手、貸すぞ」

「……なぁ朋也」

 智代が不可解だと言わんばかりの顔を俺に向けた。

「今夜のご飯は、おいしかったか」

「何言ってんだ、お前と杏が作ったんだろ。うまかったに決まってるじゃないか」

「そうか。何が一番おいしかった?」

「何って……そりゃ……」

 

 ……え?

 

 あ、あれ?今夜そういや、何食べたっけ。

「……さっき、巴が言ったんだ。話に引きこまれすぎて、お料理を食べるひまもなかったのが残念だと」

「んなアホな」

「そう思った。だけどな、なぁ朋也、お前は食事をした記憶があるか?私にはない。私自身が食べたとかそういうのじゃなくて、みんなが食べている光景を見た記憶すらない」

 そう言われてみて、俺はふと気付いた。智代と杏が料理を持ってきて、みんな集まって、そして朋幸が話を始め、つづいて俺が、春原がめいめい話して……

 いつ、料理を、食べた?

「……古来より、怪談をすると霊が寄ってくると聞くが、もしかしたら……」

「な、そ、そんなわけないだろ。きっと話に夢中で、食べてるのすら気付いていなかったんだよ!」

「そ、そうだな、うん、そうなんだろう、きっと」

 俺たちは無理やり明るい声を出して笑った。その時、外で猫の鳴き声がしたので俺たちは身構えた。しばらく待ったが、何も起こらなかった……ようだ。

「じゃ、じゃあ、もうそろそろ、な、寝るか、な、あはははは」

「そ、そうだなっ!うん、こんなに遅いしなっ」

 俺たちは肩を抱き合って、居間を後にした。

「と、朋也、寒くないか」

「あ、ああ、大丈夫だ。震えてるのか、智代?そうだな、寒いもんな」

「あ、ああっ!もうすっかり秋だなっ!」

「じゃ、じゃあ、風邪引かないように俺が一緒に寝てやんよ」

「そうか、た、頼むぞ」

 そういいながら、俺たちは床に就いた。

 

 

 

 

 岡崎家周囲一メートル怪談禁止令が出たのは、それから二日後のことだった。

 

 

 

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