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翔「不幸だぁぁぁああああああああああああっ」

朋幸「うおっ」

巴「何だこいつは、収録開始と同時に奇声をあげて。とある魔術の上条さんにでもなったつもりか」

翔「いいか、よく聞けよ。キネマクラナ座のオリキャラと言えば、僕と朋幸と巴、そんでもって時たま椿芽って相場が決まってるじゃないか」

朋幸「柾子姉もいるじゃないか」

巴「和成もいたな」

翔「父さんの部下三人衆もいるけど、それぐらいだろ、オリキャラって」




悠馬「たまにでいいから俺のことも思い出してください(泣」




翔「なのに……何でだよっ!僕、一言もセリフねぇよっ」

朋幸「……あー」

翔「あー、じゃねぇよっ!朋幸なんかさ、アップのシーンあったりしてさ」

巴「小さいことだろ、気にするな」

翔「お前にだけは言われたくないねっ!主役だよ主役、タイトルからして『あー、巴ちゃんが出るんだー』ってなるだろ」

椿芽「落ち着きなよ、お兄ちゃん」

翔「そう、そこだよっ!僕は当時一歳児だった椿芽の『ばぶ〜』やら『は〜い』やら『チェケラ』にも負けたんだよ?」

朋幸「椿芽ちゃんはチェケラなんて言ってないし、そもそもそれは一歳児の言う言葉ではないと思う」

翔「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ」



巴「とまぁ、翔がショートしている間に、私たち」

朋幸「岡崎朋幸・巴兄妹と」

椿芽「春原翔……はほっぽいて、その妹の椿芽」

巴「すなわち」

朋幸「キネマクラナ座」

椿芽「ザ・ネクストジェネレーションが」

巴「今回の祭りの締めくくりを務めさせていただく」

朋幸「ドンドン」

椿芽「パフパフ」

巴「ちなみに、朋幸。当の本人たちである父さんと母さんは」

朋幸「呼びに行ったら、大人部屋(完全防音)が内側からカギがかかっていた」

巴「…………」

椿芽「……………………」

朋幸「そ、それはともかく。えっと、今回の祭りには、新入り・ベテラン入り混じったSSライター・イラストレーターが集まってきてくれたわけなんだけど」

巴「芦部さん、緋芭さんと欣ちゃんなんて、今回で三回目だからな。そもそもがイベントとして開催される予定ではなかった『10月14日は全世界的に智代の誕生日だ 』をカウントしなければ、今までのイベントに全部参加してくれていることになるぞ」

朋幸「椋野さん、陣海さん、流人さんはともに二回目、と感謝感謝」

椿芽「一方でいつも懇意にしてもらっているドルマゲスさん、そしてpainkillerさんと橘さんは、今回が初参加なんですよね」

朋幸「そうやって新しい人がやってきてくれるのがな、こちらとしてはすごくうれしいんだよな」

巴「橘さんなんて天才だからな。もう最高だ。名誉岡崎にしてあげてもいいくらいだ」

朋幸「……自分のことを書いてもらえたのがそんなに嬉しいらしいぞ」

椿芽「まぁ、わからなくもないですけど」

巴「ん?何か言ったか」



椿芽「でも今回は去年と比べたら少し大人しかったような」

朋幸「うーん、痛いところを突くなぁ」

椿芽「SSはそうでもないですけど、イラストにおいては結構差がつけられてしまってます」

巴「うーん……pixiv上の宣伝不足だったか」

朋幸「そうさなぁ……あと、いたるんとか」

巴「それに今年は初日が一日遅れだったのがな……クロイ≠レイは腹を切って母さんに謝るべきだ」

朋幸「物騒な……」

椿芽「あと、かなりのSS作家の方々が多忙に付き、というのがありましたね」

巴「それは確かに残念だったな。まぁ、そこは新しく参加してくださった方に出会えたということで」

朋幸「painkillerさんなんてその後小説サイトを立ち上げたしな」

椿芽「開催した甲斐もあった、といったところですか」



翔「あああああ……って、今何の話」

朋幸「そうやって無駄にシャウトしているからお前には出番がないって話」

翔「失敬だな、出番はあったさ」

椿芽「ただセリフはなかっただけで」

巴「つまりは森の木その1みたいな役割だったわけだな」

翔「森の木言うなっ!それにしてもねぇ……テレビアニメが終わってもう二年半にもねぇ」

朋幸「Keyのゲームを原作としたアニメって、出てないよな。リトバスとか」

椿芽「Planetarianとか」

巴「……なぜそこで母さんアフターを無視する」

朋幸「え?あれ、されてなかったの?ニカニカ動画にあったような……」

巴「……はぁ。しかし翔の言いたいところもわかるがな」

翔「AB!放送終わって、Rewriteもクドわふたーも発売されて、何だかCLANNADとかに興味を持ってる人ってどれくらいいるんだろうねぇ」

朋幸「うーん、何だかあまり期待できない気がするな。来年は……どうなるんだろうか」

巴「まぁ、そう悲観的なことばかり言う必要もないのではないか」

椿芽「そうですよ。そんな中でもこれだけの成果を挙げられたってことでよしとしないと」

朋幸「ちなみに、一般参加者の数の動きはどんなのだったんだ」

椿芽「初日に222名様参加、そこから緩やかに落ちていって十月二十日に66名に落ちて、二十三日に101名に上昇。そのあとちょっと低迷して二十六日は47名まで減ったんだけど、二十七日に100名まで上昇、二十八日に143名まで上がって、そこからまた緩やかに落ちていった、と」

巴「最終動員数およそ1900名、と」

朋幸「微妙な数値だけど、まぁ来てくれた人たちが父さん曰く『BURNINGモノスゲェごっつく、魂をかけて 』楽しんでくれたといいんだが」

巴「私は楽しかったぞ」

椿芽「私も、巴お姉さまと共演できて楽しかったです」

朋幸「そうだなぁ。俺も楽しめたほうだな」

翔「僕も……って、台詞なかったんだぁっ」

朋幸「お前またそれかよ」

巴「最後になってぶち壊しか」

椿芽「はぁ……お兄ちゃんってまったく」

翔「不幸だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ」

 

 

 

 

 

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