天栄学園保安推進部資料室
天栄学園
有馬坂市にある全国トップテンに入る進学校。寮もあり、寮生と帰宅組の比率は三対二。様々な文化があることで有名だが、一番有名とされているのは保安推進部、通称「連隊」の存在。生徒の数は六〇〇名。一学年五組で、平均一クラス四十名。校章は九つの花弁の桜に「天」の一字。制服は黒と金を色としている。
天栄学園保安推進部通称「連隊」
二十五代目生徒会長牛津敬二の案により可決された学園の治安維持のための警察兼軍隊兼ボランティア部隊。もともとは不良生徒の更生のための部で、そのためか今でもハードな訓練と厳格な命令系統を伝統として誇っている。
――――――――――――――――――以上、天栄学園保安推進部記録お‐２９９３より抜粋
一話 保安推進部へようこそ、もしくはもう逃げられないよ？
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「改めて申し上げます。天栄学園保安推進部へようこそ。」そうしめくくられた手紙を手に、谷塚誠は戦慄を覚えた。こうして彼の連隊士生活が始まる |
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二話 駆け出しの書記の初期の書き出し |
生徒会書記の選挙出馬を決める明日華。そんな彼女の噂を聞きつける誠。そして二人の前に巨人が現れる。「今回の生徒会選挙、その適性試験の内容を告げに参った。」 |
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三話 最終防衛線：正門 |
天栄学園の創立者祭、通称天栄祭。準備や訓練に明け暮れる連隊。背後で進む計画。迫りくる敵に、良二が、仁が、そして誠が立塞がる。 |
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四話 私権剥奪試験週間 |
生徒の本分とは、勉強である。そしてそれは年中筋肉馬鹿騒ぎな連隊士にも変わりはない。成績不振な誠に、一角命令書が届いて…… |